今回はコート・ド・ニュイ地区の後半、シャンボル・ミュジニーから南の村について特徴などご紹介します。
美味しいワインを見つける手間を省きたいという人は必見です。
【更新情報】
2017年12月1日公開。
2018年10月26日更新。

 


コート・ド・ニュイの村(Côte de Nuits)後半

ワインヌ先生
さーて、今回は超好き❤ って人が多いシャンボール・ミュジニー(Chambolle-Musigny)から紹介していくぜ
まーくん
クリスマスが近いですし、カップルは必見ですね!

シャンボール・ミュジニー:Chambolle-Musigny

ワインヌ先生
この村は何と言ってもレ・ザムルーズ(Les Amoureuses)が有名だな
まーくん
そうなんですよ! 名前も「恋人たち」だし、超ロマンティックじゃないですか!?
ワインヌ先生
それな。物語性がある名前だから手に取る人は多いだろうし、それがニュイで1級畑で上手いとなったらメチャ売れだよな 。

村自体がブルゴーニュで一番女性的だと言われてるし、飲んだらわかるけど優しくて包み込まれるような、陶酔しそうな風味と舌触りに感動するぜ。タンニンがなめらかでサラッとしてて非常に上品なんだよな~

まーくん
特級畑のミュジニーはどんな感じですか?
ワインヌ先生
ミュジニーは格が違う。際限なくどこまでも香りが広がってって圧倒される。ヴォギュエとか有名だが、20年以上寝かせたほうがいいと言われるな。ボルドーかよ! って突っ込みたくなる
まーくん
ヴォギュエ……! (※1)高いけど、1度は飲んでみたいです

 

※1 コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ。シャンボール・ミュジニーを代表する生産者。他に主要生産者はジョルジュ・ルーミエやジャック・フレデリック・ミュニエらと並んで名前が挙げられる。

ウージョ:Vougeot

ワインヌ先生
ウージョはちょっとおもしろい村で、村の大半が特級畑のクロ・ド・ウージョ(Clos de Vougeot)で占められてる。約50ha。
まーくん
え、そうなんですか!
ワインヌ先生
おう。
そんで、1級畑は4つなんだけど、特級畑よりも少なくて15haしかない
まーくん
へ~
ワインヌ先生
そうするとだな、特級畑を所有する生産者が約80名もいるから味も様々なんだな。
あとは、特級畑なのに特級たる味をしてないワインもあったりする。残念だが
まーくん
あららら……
ワインヌ先生
でも、基本的には洗練された肉づきのよい果実味が素晴らしくて、南のヴォーヌ・ロマネや北のシャンボール・ミュジニーみたいな華やかさはないが静かな強さがあるワインかな。

生産者はルロワ(※2)とかミッシェル・グロとか有名

※2 もともとDRCの共同生産者で91年に離れて、自身のメゾン・ルロワ、ドメーヌ・ルロワに力を入れている。93年にはロバート・パーカーが3つのワインに同時に満点をつけるという快挙。早くからビオディナミ農法(有機農法に加え、天候や星の流れまで考慮して行う自然農法)を取り入れています。
まーくん
うおおおお、ルロワすごい高いですね!

それ見た後だと、ミッシェル・グロが安く見える……

ワインヌ先生
ワインあるあるだな~ 。でもメゾン・ルロワ(※)のブルゴーニュルージュなら手が出る値段なのは嬉しい
※ メゾン・ルロワは契約農家のブドウで造っている。ドメーヌ・ルロワは自社畑のブドウ。よって後者のほうがお高い。

フラジェ・エシェゾー:Flagey-Echézeaux

ヴォーヌ・ロマネ:Vosne-Romanée

まーくん
さて、ようやく僕の大好きなヴォーヌ・ロマネまでやってきました!!
ワインヌ先生
説明よろしく
まーくん
はい!

ヴォーヌ・ロマネロマネ・コンティはじめとする素晴らしいグラン・クリュが全部で8つ。そのうち、4つがモノポール(※3)です。

DRCが所有するのはロマネ・コンティ(Romanée-Conti)ラ・ターシュ(La-Tâche)

味わいの特徴はエレガンスでグラマラス、バラの香水が似合う叶姉妹のようなイメージを想像してもらったらわかりやすいかと
飲んだ瞬間に官能的な世界にさらわれたのに、触れれない美女をずうっと眺めているような……そんな感じです

※3 モノポールとは所有者が単一である(1人、1企業)畑のこと。通常は1つの畑が分割され多くの所有者がいる。
ワインヌ先生
む……やるじゃねえか
ワインヌ先生
まあ、肉感的だよな、ヴォーヌ・ロマネのワインって。たぶん9つの村の中で一番わかりやすいと思うぞ
まーくん
生産者はDRCとフランソワ・ラマルシュ(モノポールであるラ・グランド・リュ:La Grand Rueの所有者)が有名ですが、マルサネでもつくってるカミュゼとかルロワもつくってますし、ジャン・グリヴォも良いです!!
ワインヌ先生
ちなみ、フラジェ・エシェゾー村にはエシェゾーグラン・エシェゾーの2つのグラン・クリュがあるけど、その地域の1級以下のワインは全てAOCがヴォーヌ・ロマネ(※4)になるから注意な

そんで、エシェゾーは砂礫や赤泥が泥灰岩ベースに混じってるので、粘土質の土壌で石灰岩のヴォーヌ・ロマネとはまた違った味わいをブドウに与えるようだな

※4 つまりAOCがフラジェ・エシェゾーのワインはなく、その村のワインはすべてACヴォーヌ・ロマネに含まれます。
まーくん
ああっ……飲みたい……!

ニュイ・サン・ジョルジュ:Nuits-Saint-Georges

ワインヌ先生
ニュイ・サン・ジョルジュは 何と言ってもタンニンが特徴的だな。かなりタニック。
タンニンと言えばジュヴレ・シャンベルタンを思い出すかもしれないが、がっちりとした骨格ありきの重さではなく、主張してくるタンニンのガツンとした飲み心地が特徴的
まーくん
あ、でも北のほうは上品ですよね
ワインヌ先生
そうだな。

北はヴォーヌ・ロマネに近いから上品。中央はガツンと重くて、南はカジュアル。

特級畑はないが、すごい1級畑が多くあって近い将来グラン・クリュ誕生なるか!? って言われてる

まーくん
楽しみですね!
ワインヌ先生
レ・ヴォークラン(Les Vaucrains)やレ・サン・ジョルジュ(Les Saint-Georges)、レ・カイユ(Les Cailes)などが有名1級畑
まーくん
いつかニュイの特級、1級全部制覇したいですね~!