後半も大事なポイントがあるので、しっかりと押さえていきましょう。
シャンパンの製造工程後半
じゃあ、今日は後半いってみましょうかね
倒立:Mise sure pointe:ミズ・シュル・ポワント
動瓶:Remuage(ルミアージュ)
これは動瓶士という熟練した技を持つ専門の職人によって行われてるが、大手メゾンやコーペラティブ・マニュピラン(※1)では導入されてたりする。
このルミアージュ・マシーンの名前はジャイロ・パレット。2人のフランス人によって1968年に開発され、最初はシャンパンではなくスペインのカバをつくってるコドーニュ(※2)のワイナリーが導入したんだと
※2 スペインのカバは瓶内二次発酵をしているコスパ高のスパークリングワイン。コドーニュは創業1551年の老舗で、カバの創始者。1872年にホセ・ラベントスがシャンパーニュで学んだ技術を持ち帰りカバをつくった。
滓抜き:Dégorgement(デゴルジュマン)
門出のリキュール添加:Dosage(ドザージュ)
これは『ソムリエール』(※5)読んで知ってます!
目減りした分をワインと糖分で補うんですよね。補う糖分添加量によってシャンパンの甘辛度が決定される。そして、添加しない場合もある
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打栓:Bouchage(ブシャージュ)
ラベル貼り:Étiquetage(エティクタージュ)
シャンパンのコルクはきのこみたいな形をしてるけど、あれはもともと円柱状。お湯などで柔らかくして上から勢い良くプレスされて瓶口に入った部分が細くなってあの形になる
最後にラベルを貼って出荷されるのを待つ感じな
おまけ:シャンパンの甘辛度について
そういや、シャンパンの甘辛度ってどんなのがあるんですか?
甘いほうからいくぜ。表記は1リットル中に残糖がどれくらい含まれるか、な
Doux:ドゥー 50g/L以上
Demi-sec:ドゥミ・セック 32g-50g/L
Sec:セック 17g-32g/L
Extra dry:エクストラ・ドライ 12g-17g/L
Brut:ブリュット 12g/L以下
さらにブリュットの中で細かくわけて記載できたりもする。
Extra brut:エクストラ・ブリュット 0g-6g/L
Brut nature:ブリュット・ナチュール 3g/L以下
Pas dose:パ・ドセ3g/L以下
Dosage zero:ドザージュ・ゼロ3g/L以下
そんで結構残糖については規定がゆるくて、プラマイ3gの許容範囲があるから20gの残糖があったとしてもセックスもエクストラ・ドライも名乗ることができるんだとさ
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