「ヴィンテージ」のものと言うと、年季がある高品質なものを思い浮かべる人も多いと思いますが、ワインの場合はどうなのでしょうか?
【更新情報】
2018年4月4日公開。
2019年5月30日更新。
ヴィンテージ=収穫年のこと
ワインヌ先生
ヴィンテージワイン=古くて高級ワイン、ってよく言われてるけど……
まーくん
テレビで言ってるのを聞いたことがありますね
ワインヌ先生
テレビでもネットでも見かけるな。
でも、ワインでヴィンテージとは「収穫年」のことなので、ヴィンテージワインとは古くて高級なワインのことではなく、ただ単に「収穫年表記ワイン」のことなんだな
まーくん
え、そーなんですか!?
ワインヌ先生
そう。昔は収穫年表記のワインは高級とされていたかもしれんが、今はシャンパンとかポートワイン以外は違う。
で、年数が経ってるワインのことは「オールドヴィンテージワイン」って言うソムリエが多い。
向こうのwikiにも、ヴィンテージワインは古くて高級なワインのことじゃないって書いてる
で、年数が経ってるワインのことは「オールドヴィンテージワイン」って言うソムリエが多い。
向こうのwikiにも、ヴィンテージワインは古くて高級なワインのことじゃないって書いてる
まーくん
ふむふむ
高級の意味で使われることも?
ワインヌ先生
ただし、間違いだとは言い切れない。
実際にネットでは、ヴィンテージワインが古くて高級なものだという使われ方が結構多い。
さっき、「テレビでもその意味で使用されてた」って言ってたが、家具とかジーンズみたいにヴィンテージものと言ったら古いものを指し示すもののほうがメジャーで、その意味に沿うほうが視聴者や読み手にわかりやすいと判断されて使われることもあるしWeblioでは「優良ぶどう酒」となってる
実際にネットでは、ヴィンテージワインが古くて高級なものだという使われ方が結構多い。
さっき、「テレビでもその意味で使用されてた」って言ってたが、家具とかジーンズみたいにヴィンテージものと言ったら古いものを指し示すもののほうがメジャーで、その意味に沿うほうが視聴者や読み手にわかりやすいと判断されて使われることもあるしWeblioでは「優良ぶどう酒」となってる
まーくん
あ、ほんとだ。テーブルワインの場合は、いろんな収穫年のブドウを混ぜてたりするので書いてないことも多いので、それと比較するとってことかもしれないですね
ワインヌ先生
そうだな。
時代と共に使用法が変わってくる言葉ってたくさんあるが、これもそのうちのひとつかも。「ワインにおいてヴィンテージとは収穫年のこと」ってことをちゃんと知っておけば問題ないと思う
本来のヴィンテージワイン(収穫年表示ワイン)って?
まーくん
ところで収穫年が表示されてるワインって、その年に収穫されたブドウが100%使用されてるんですか?
ワインヌ先生
シャンパンはそうだな。
他は、例えばEUの場合は地理的表示のワインは基本的に85%以上使用してたら表記可能、日本の場合も今年2018年施行されるワイン法では85%。アメリカは95%、オーストラリアは85%、チリは75%など、国や地域ごとで違う
他は、例えばEUの場合は地理的表示のワインは基本的に85%以上使用してたら表記可能、日本の場合も今年2018年施行されるワイン法では85%。アメリカは95%、オーストラリアは85%、チリは75%など、国や地域ごとで違う
まーくん
へ~
ワインヌ先生
シャンパンは寒い地域で造られてて収穫ブドウの質が不安定。そのため、味の安定化をはかるため生産量の8割がノンヴィンテージで、ヴィンテージとなると、かなり少数な上に超厳しい目で選別されたブドウで造られたものとなる。その厳しさが100%っていう数字にも現れてるな
まーくん
ヴィンテージシャンパンって、高いですもんね
ワインヌ先生
だな~ヴィンテージシャンパンは、それだけで高級って言えるな。他は、安価でもヴィンテージ表記のものっていくらでもあるから
まとめ
ワインヌ先生
というわけで、ヴィンテージワイン=収穫年表記ワインのことだから、安くても2017年表記のものでもヴィンテージワインって言うことをお忘れなく!
まーくん
はーい!