ワインを開けたらガチガチに硬くて飲めたもんじゃなかった──そんな経験ってありませんか? 最近でこそスパークリングワインが人気ですが、ここ20年ほどワインと言えば重いボルドーというイメージが定着していた日本。たしかにボルドーには素晴らしいワインが多いですが、飲み頃を間違えるとガッチガチに硬くて開けたことを後悔するレベルです。そんなときに超便利なソニックデキャンターが発売されたようですよ!
【更新情報】
2018年3月12日公開。
2019年3月22日更新。
ワインヌ先生
先日飲んだシャトー・マルゴーのセカンド2008年は、ばっちり飲み頃だったが、これがファーストラベル(※)だと多分硬めだと思う
※ セカンド→パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー。ファースト→シャトー・マルゴー。値段が倍以上違いますが、同じ畑で同じ醸造法で造られています。
まーくん
でしょうね
ワインヌ先生
しかし、開けることももちろんあるだろうし、最近は昔と違ってファーストラベルでも10年くらいで飲めるよう造り手が変えてきてるという話もある
まーくん
ふむふむ
ワインヌ先生
とは言え、数万もするワインを早めに開けちゃうのってもったいないと思うわけよ
まーくん
ですね~
ワインヌ先生
しかしだ、それでも開けたいときはあるんだよ!
まーくん
あるある
ワインを簡単に柔らかくするSonic Decanter
ワインヌ先生
そういうときに便利なのが、先日発売されたソニックデキャンター!
蒙古斑ついてそうなお子ちゃま状態のワインを、ぐぐっと大人のワインにしてくれるというスグレモノだ。角が立ってたり、ミネラルっぽいような収斂性が高すぎたり、渋くてざらつきが強すぎるワインが、まろやか~なめらか~になるようだ
まーくん
すごっ!
ちなみに、クレ・デュ・ヴァン(※)とはどう違うんですか?
ちなみに、クレ・デュ・ヴァン(※)とはどう違うんですか?
ワインヌ先生
クレ・デュ・ヴァンは実際に熟成させてるわけじゃなく、触れさせる金属によってワインの分子構造に変化を与えるもの。
こっちは超音波の振動によって細かい気泡を発生させ、それでワインを撹拌させて酸素を抜いて短時間でリアルに熟成させるものだな。ちなみにソニックデキャンターは残念ながらスパークリングワインには非対応。クレ・デュ・ヴァンは対応してる。
こっちは超音波の振動によって細かい気泡を発生させ、それでワインを撹拌させて酸素を抜いて短時間でリアルに熟成させるものだな。ちなみにソニックデキャンターは残念ながらスパークリングワインには非対応。クレ・デュ・ヴァンは対応してる。
まーくん
なるほど、じゃあ多分味わいも違った感じになりますね
使い方はドボンしてポン
ワインヌ先生
使い方は簡単で、アイスペールみたいな本体に冷水を入れてワインボトルをセットしてスイッチ押すだけ。
で、真ん中にタイマーがあるんだが、左側が白用、右側が赤用のボタンになってるから、セットするワインの種類によってどっちか押せば勝手に熟成してくれる
で、真ん中にタイマーがあるんだが、左側が白用、右側が赤用のボタンになってるから、セットするワインの種類によってどっちか押せば勝手に熟成してくれる
まーくん
おお、便利
まーくん
他のお酒もいけるんですね。
値段は34,000円くらいか……重いワインが好きな人とかお店やってる人にいいかもですね
値段は34,000円くらいか……重いワインが好きな人とかお店やってる人にいいかもですね
ワインヌ先生
デキャンタージュさせたのとは味が違うっぽいので、気になる人はチェックすることをオススメするぜ!