ソムリエナイフを持ち歩くことは犯罪になってしまうのでしょうか?
今回は、そんな疑問にぶつかったので色々調べてみました。
【更新情報】
2017年12月10日公開。
2019年5月26日更新。

 

ワインヌ先生
こないださ、あやうく職質されそうになったんだよ
まーくん
え、まじですか!
ワインヌ先生
そんとき結構怪しい格好してて、道行く警察官の人と目があってしまって……
まーくん
どんな格好してたんだろう……
ワインヌ先生
しかも、ちょうど近所の酒屋がいいワイン仕入れたってんで向かう途中で、バッグにソムリエナイフ入れてたんだよ

罰金食らうかなーとか逮捕されんのかなーとか嫌なこと想像しつつ、とりあえずニコっと笑って会釈したら向こうもにっこりして会釈して、そのまま通り過ぎていったからセーフだった

まーくん
え、というか、ソムリエナイフ持ち歩くのってアウトなんですか!?

ソムリエナイフと法律

ワインヌ先生
今回の俺の場合だが、調べてみたところグレーぽい
まーくん
やっぱ銃刀法違反ってことなんですか?
ワインヌ先生
いや、俺のソムリエナイフって刃渡り5センチくらいだからギリギリセーフなんだよな

まーくん
え、じゃあ??
ワインヌ先生
正解は「軽犯罪法」でアウトになるかもしれんのだな
まーくん
軽犯罪法?
ワインヌ先生
「軽微な秩序違反行為に対して交流、科料の刑を定める日本の法律」wikipediaより)っていう法律。
要は、拘留されたり罰金されるくらいの軽い犯罪についての法ですよってこと
まーくん
なるほど
ワインヌ先生
まーくん
なんという!
ワインヌ先生
つまり、ソムリエナイフ買うじゃん? 嬉しくて見せびらかしたいじゃん? 持ち歩くじゃん? ←これは正当な理由に当たらないから職質くらったらアウトかもってこと。拘留または1万円以下の罰金が科せられるようだな
まーくん
こわっ!
ワインヌ先生
ちなみに先日のオレの場合は、「近所の酒屋でワイン飲む予定」が正当な理由に当たったらセーフだけど、酒屋が証言してくれたりしないとアウトかもってことだな
まーくん
厳しい法律なんですね……

銃刀法にひっかかる場合も?

ワインヌ先生
ただし銃刀法にひっかかる場合もある
まーくん
え、こんなに小さなナイフなのに?
ワインヌ先生
銃刀法第二条の2で

「刃渡り十五センチメートル以上の刀、やり及びなぎなた、刃渡り五・五センチメートル以上の剣、あいくち並びに四十五度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフ」の所持を禁止してるんだが、モノによっちゃ該当する場合がある。

コレ、軽く開くときに力を入れたら半自動で開くんだが、「四十五度以上に自動的に開刃する装置を有する飛出しナイフ」とみなされたら……

まーくん
あ……
ワインヌ先生
オレのソムリエナイフは片刃で刃渡り5センチだから問題ないけど、これが5.5センチ以上だったら場合によっちゃアウトかもしれんな。

ただし、家にある他のソムリエナイフ2本を測ったら、これよりも短かったから、基本的に国内産のものは法律に抵触しないようつくられてて、海外製品もそういうもんしか輸入されてないのかもしれんな

 

まーくん
あーなるほど

まとめ

ワインヌ先生
つまり、ソムリエナイフを持ち歩く場合は正当な理由がないと「軽犯罪法」にひっかかるかもしれない、ってことだな
まーくん
ですね~せっかくいいナイフ買っても、ファッションアイテムで持ち歩いたら駄目なんですね(涙)
ワインヌ先生
だな~まあ、ワイン会に行くとか職場で使うとかなら正当な理由とみなされて問題ないと思いたいので、どうしても持ち歩きたい場合はインポーターとかバースタッフに転職するんだな
まーくん
は~い

 


<参考リンク>
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