ワインの名前 TOMOE Pino Noire
生産地 日本/広島
収穫年(ヴィンテージ) 2016
品種 ピノ・ノワール
アルコール度数 12%
特徴 標高350m。

畑の地下に排水用のパイプ。

ブドウ樹に雨がかからないようレインカット。

収穫後の冬は、地表近くに伸びた根を切り固くなった土中に空気を入れてバクテリアなどの微生物を活性化している。

 

テイスティングコメント 文句なしに美味しい。

もうここまで日本の美味しいピノ・ノワールばかりに当たると、そもそも日本でピノは無理という説が悪い冗談だったのでは……と思うようになるが、高温多湿はピノに最悪な環境であることに間違いはないので、素晴らしいピノの数々は、日本の醸造家がいかに優秀で勤勉であるかを物語っていると思う。

 

さて。少しガーネットがかった美しいルビーの色調。まったりとミルキーでラズベリーの風味というピノ特有の風味。

上品で旨味がとろんと広がる。

少し苦味があるが、旨味が上回るので問題なし。みかんやオレンジ、サンザシ、ココナッツ、マデイラぽさも。

他に紅茶、バラ、コーヒー、腐葉土、なめし革、アーモンド、フランボワーズなどもどんどん香る。ナッティ。

ブルゴーニュのピノに似た静寂を感じる。これはバランスがよく、よくできたピノに感じるクオリアみたいなもの。

甘辛い日本料理にもぴったり。

南アフリカのレベルの高いピノにも似ている。

2日目もばっちり美味しかった。カマンベールに絶妙にマリアージュする。

しかもこれ、3000円くらいという超ハイコスパ。これは日本ワインを飲みたい人は絶対買いです。

価格 3000円くらい
評価 本当に素晴らしい上に、このレベルにしてこの価格はものすごく安いと思う。太鼓判を押したいです。