ほんのりピンクに色づくロゼワイン。うっとりするような桜色の見た目のこのワインは、フランス・プロヴァンスをはじめとして世界中で造られています。でも、その醸造法って1つじゃないってご存知でしたか?

【更新情報】
2018年2月25日公開。
2019年5月10日更新。

 

 

ワインヌ先生
ロゼワイン美味しいよなー……
まーくん
いいですよね、ロゼのシャンパンとか大好きです。
ルイナールロゼとか美味しかった~
ワインヌ先生
俺はバルフォー1503とか、もんのすごく好きだな

ワインヌ先生
というわけで、今回は主に4つあるロゼの醸造法について解説していく
まーくん
はーい!

高級シャンパンに採用されてるセニエ法(マセレーション法)

ワインヌ先生
高いシャンパンによく採用されてる醸造法なんだが、
黒ブドウを赤ワイン同様の醸造で開始し、醸してる途中に液体がロゼ色になったら果醪を取り除き、そっから白ワインのように低温発酵させる方法
まーくん
聞いてるだけで、手がかかる方法ですね
ワインヌ先生
だな~しかも、渋みを出さず、鮮やかな色だけを生み出さなきゃならず高い技術が必要
だからこの方法でつくられたロゼシャンパンは普通のシャンパンより全体的に値段が高めなんだな
まーくん
たしかに

直接圧搾法(Pressurage direct:プレスラージュ・ディレクト)

ワインヌ先生
お次は直接圧搾法。
これは名前の通りだが、黒ブドウを使って白ワインのように醸造していく
まーくん
というと?
ワインヌ先生
黒ブドウを圧搾すると液体がかすかにピンクになる
まーくん
ふむふむ
ワインヌ先生
その、液体だけを発酵させるというわけだ。それゆえに、色は淡い
まーくん
なるほど

混醸法

ワインヌ先生
黒ブドウと白ブドウを混ぜて発酵させ、セニエ法と同じ醸造方法を適用してる混醸法というのもある
まーくん
ドイツのロートリングがそうですよね
ワインヌ先生
詳しいな

ブレンド法(アッサンブラージュ法)

ワインヌ先生
最後は基本的にスティルワインでは禁止されてるブレンド法。
スパークリングワインの発酵前に少量の赤ワインを白ワインに入れる
まーくん
僕、ずっとロゼワインって全部この方法で造られてると思ってました
ワインヌ先生
シャンパンはロゼに限らず8割がリザーブワイン入りのアッサンブラージュされたものだしな

まとめ

まーくん
ぶっちゃけ、味の違いってあるんですか?
ワインヌ先生
やっぱセニエ法で造られたロゼシャンパンはコクがあって美味しいぜ。
あと、直接圧搾法もわざわざ販売ページに書くくらいだから、他の醸造法より力入れてるところが採用してる
まーくん
とりあえず、セニエ法でつくられたロゼを意識して飲んでみます