1年前のボジョレー・ヌーボーを飲んでました!
ワインヌ先生
さて、11月の第3木曜はボジョレー・ヌーボーの解禁日だが!
まーくん
楽しみですね!!
ワインヌ先生
さて、その前にボジョレー・ヌーボーがどんな酒か説明してくれ
実は今年、まーくんはワインエキスパート合格しました!
まーくん
ふふふ、まかせてください!
ボジョレー・ヌーボーはフランスのワイン銘醸地であるブルゴーニュ地方のボジョレー地区(ブルゴーニュ最南部)でつくられる新酒です。赤とロゼがつくられて、格は一番したのACボジョレーと上から2つめのACボジョレー・ヴィラージュが生産可能です。品種はガメイ。ピノ・ノワールにちょっと似てるタンニン少なめの黒品種で、さっぱりとした味や赤スグリ、ラズベリーなどのベリー系の香りに加え、バナナやイチゴキャンディーなど、マセラシオン・カルボニックという特殊な醸造方法由来の香りも特徴的です。
ワインヌ先生
うんうん
まーくん
マセラシオン・カルボニックとは、いうなれば収穫したブドウを早めに色味キレイに味わいよく飲みたい場合に採用される醸造法です。大きいステンレスタンクにブドウを放り込んで密閉し、炭酸ガスを充満させます。これにより圧迫された果皮から色素や香りが通常よりも早くがっつりとにじみ出て、短期間で色鮮やかでほどよい苦味を感じるワインをつくることができます。なお、市場に出回っている多くは、醸造時間短縮のため、60度台という高熱の中で煮出すマセラシオン・ア・ショーが採用されてることも。
ワインヌ先生
語りだすと止まらないので、そこまで

ボジョレー・ヌーボーを翌年春くらいまでに飲むべき理由

ワインヌ先生
さて、ボジョレー・ヌーボーは11月に解禁され、なるべく年内に飲んだほうがいいとされる。遅くても翌年の6月くらいまで
まーくん
ですねえ
ワインヌ先生
上で話したような特殊な醸造方法でつくられたワインは熟成せず、早飲み用となるためなんだな。
まーくん
そもそも家で寝かせて10年後に楽しむようなワインとは性質が違うってことですね

というわけで、1年前のボジョレー・ヌーボー飲んでみた

ワインヌ先生
というわけで、1年前のボジョレー・ヌーボーを飲んでみたぜ!
まーくん
わーい

ワインヌ先生
上が4000円弱のタイユヴァン、ACボジョレー・ヌーボー・ヴィラージュ。下が3000円ちょいのマルセル・ラピエールのACボジョレー。どちらもかなり人気で、いい感じに美味しいやつ
まーくん
ドキドキ……
ワインヌ先生
さて、飲んだ感想なんだが、ペラッペラになってるな。普通に飲めるし妙な味はないが、せっかくの新鮮さがピーク通り越して薄っぺらくなってる。タイユヴァンは青紫っぽい色彩がめちゃくちゃ美しくガメイなのに複雑味があり、マルセルも果実味がぶわっと広がって料理に抜群に合うタイプなんだが、良さが半減。
まーくん
なんという……
ワインヌ先生
見た目は全然劣化もしてなくて色鮮やかだが、味が明らかにマセラシオン・カルボニックで早く駄目になったなって感じがひしひし
まーくん
ということは、やっぱりボジョレー・ヌーボーはさっさと飲むべきってことですね!
ワインヌ先生
そうだな。俺みたいにたくさん買って(昨年は6本)、腹壊して2本も残らせてしまうなんてことは絶対にしないでくれよな!!
まーくん
はい!!