今回は、少しずつ人気が出てきているギリシャのスパークリングワインにお刺身を合わせてみました。え、合うの!? と思ったあなた、必見です。

 

 

ワインヌ先生
こないださ、プレステージのシャンパンに刺身合わせたら、やっぱまっずいのな
まーくん
え、意外ですね。合いそうなのに……
ワインヌ先生
まーそう思うよな。
わかってたんだが、とある理由があってお高いワインのほとんどは合わないんだな

刺身に高級ワインが合わない理由

ワインヌ先生
ワインには鉄イオンが含まれてるんだが、これが刺身の脂肪酸が酸化した過酸化脂質に触れたときに生臭さが発生する
まーくん
ふむふむ
ワインヌ先生
しかし高級ワインは樽で熟成していることが多く、この生臭さを消し去るくらいの酸味が少なく逆に強調されることが多い
まーくん
へ~!
ワインヌ先生
逆に安いシャブリなんかは樽熟してないから、酸味ときりっとしたキンメリジャン(※1)特有のミネラルで生臭さを消し去ってくれて牡蠣なんかには合うって言われてるな
※1 キンメリジャンとはシャブリ地区に覧られる白亜の土壌。白亜紀の地層で、粘土に石灰岩が混じった土壌。貝殻も見つかっているため、遠い昔は海に沈んでいたことがわかっています。
まーくん
牡蠣にシャブリって言いますもんね
ワインヌ先生
だな。
ただしアレは、「牡蠣に安シャブリ」が大正解

ギリシャワイン「パランガ スパークリングNV」


ワインヌ先生
さて、今回は刺身に合わせてみようってことで「パランガ スパークリングNV」を用意したぞ
まーくん
ギリシャワインって初めてです!
ワインヌ先生
あんまり日本では飲まれてないな。

コレ、2016年にギリシャワインの中では日本で一番売れたんだと

 

~テイスティング~

ワインヌ先生
お、マスカットの風味
ちょっと雑味があるけど、花や白桃の香りもあるな
まーくん
僕は山のほうのみかんとか、日本の梨、あとは野菜の甘みを感じます
ワインヌ先生
野菜の甘み! すげえな、なるほど
まーくん
これ、めっちゃ和風な感じですよね
ワインヌ先生
だから日本で売れたのかもなあ
まーくん
泡はかなりクリーミィですね
ワインヌ先生
泡自体はシャルマ方式(※2)だから大きいんだが、喉越しめっちゃいいな
※2 タンクで二次発酵を行う製造方法。瓶内二次発酵とは違いコスト軽減になるが、その分泡が大きくなったり、風味が劣ってしまったりもします。
まーくん
品種は……クシノマヴロ(※3)主体ですか。黒ブドウですよね
※3 北部ギリシャで主に栽培されている品種。
ワインヌ先生
それにシャルドネ30%、マルヴァジア20%。
シャンパンぽくはないが、素朴でいいワインだと思う

ちなみに残糖は約17g。ブリュットよりは甘めになる(※4)

※4 ブリュットはフランスの場合残糖12g(許容範囲含むと15gまで)。
ワイナリー キリ・ヤーニは97年に立ち上げられたブティックワイナリー。北ギリシャのヴェルミオン山の山腹両者面に位置するナウサとアミンデオンの地で地場品種と伝統を大切に守りつつ、革新的なワイン造りで高い評価を受けています。

刺身に合わせてみた

ワインヌ先生
さて、今度は刺身に合わせてみるぞ。 まずは
まーくん
お、これはバッチリですね!
ワインヌ先生
全然生臭くない。鮭の甘みにもあう。

次はイカだな。これもぴったり

まーくん
マグロは……生臭くはないですが、まあ普通かな。
カルパッチョとかにしたらいいかも
ワインヌ先生
あ、そーだな。オリーブオイルは生臭さを消してくれるから、カルパッチョはワインと合わせるときにはデフォメニューかも
ワインヌ先生
おい、こっちのサラダにあるコーンにすげー合うぞ!?
まーくん
多分野菜の甘いニュアンスがあるから、合ったんでしょうね

おまけ:成分的にはどんな香りなの?

ワインヌ先生
こないだ紹介した『ワインの香り』についてるアロマカードで、どんな香りがするか確認したらさ……

 ゔぁんろぐ 
ゔぁんろぐ
http://vinvinvinvinvin.com/2017/11/27/book/

まーくん
ワクワク
ワインヌ先生
松茸の香りのエチルシンナメイト吟醸香なDのエチルヘキサエイトの香りのミックスに近かったんだよな
まーくん
ということは、甘い野菜だと思ったのは松茸+吟醸香なのかもしれませんね
ワインヌ先生
かもな~。おもしろいよな
まーくん
ですね、ワイン、マジ時間潰せる