絵本作家・馬場のぼるさんが手がけた名作『11ぴきのねこ』シリーズ。登場するねこがワインを嗜む絵の複製画がワイン好きへのプレゼントにぴったりです。
まーくん
『11ぴきのねこ』(※)って絵本知ってます?
ワインヌ先生
あー幼少期に読んだことがあるな
※ 『11ぴきのねこ』は1967年にシリーズ第1作目が出版。他に『11ぴきのねことあほうどり』(1972年)などがある。作者の馬場のぼるさんは2001年に逝去。
まーくん
やんちゃな11ぴきのねこたちが繰り広げる、のんびりまったりな世界観が多くの人を魅了した名作ですよね!

ワインヌ先生
お、まだ持ってるんだな
まーくん
これは当時買い与えられたものなんですが、この絵本のおかげで今も本が大好きなんです(※)
※ まーくんは読書が好きで、他にもいろいろな趣味を持っています。

 

『11ぴきのねこ』50周年記念の複製画が販売中

まーくん
その『11ぴきのねこ』(こぐま社)が2017年に50周年記念を迎えたので、記念に各300枚限定の複製画が販売されたんですが、そのうちの1枚がワインを嗜んでいるねこの絵なんです!!

ワインヌ先生
おお! これは素晴らしいな
まーくん
でしょ~見た瞬間、絶対買い! だと思ったんですよ。

ちなみに複製画の大きさは99mm×99mmで額付き、額の大きさを含むと217mm×217mmで小さめのサイズです。レフグラフファインという、日本の伝統工芸「越前和紙」の表面に特殊な加工をほどこした、別名「デジタル版画」とも呼ばれている技法で印刷されています

ワインヌ先生
ちょっとオーロラっぽい輝きあってキレイだな
まーくん
そうなんですよ……! 原画(※)を所有しているこぐま社公式サイトで見たときもビビっときたんですが、実物には見た瞬間に癒やされるような魔力があります
※ この絵は馬場先生のどの作品にも収録されていないものになります。
ワインヌ先生
原画を見たら感動のあまり霧散してしまいそうだな

絵画から推測してみた

ワインヌ先生
じゃあ今回は何もしてないから、せめて絵画からわかることをいろいろ推測してみよう
まーくん
((o(´∀`)o))ワクワク
ワインヌ先生
まず、ブドウの成り方に特徴がある。上からブドウが垂れ下がっているのは棚仕立てという仕立て方法で、日本や南イタリア、ポルトガルで多く採用されているもの。まあ普通に考えて日本だなということがわかるが、ブドウがまだ収穫されていないところを見ると、飲んでいるワインは昨年以前のもので、蝶ネクタイをつけているところを見ると何かお祝いの席っぽいから収穫直前をお祝いしている席かなと。フードは魚を合わせていることから、ワインは日本食に合うマスカット・ベーリーAが主体のもので樽熟成はされていないステンレスタンク熟成で、熟成期間も短いものかな。となるとベーリーAの収穫時期から推測するに、季節は9月末から10月頭葉の樹勢が強めなので、この場所は東向きの斜面。足元に緑が見えるので、樹勢が強くて土が影になってて湿り気味。でも東向きだと日中に日差しで暖められるので問題ないかな
ワインヌ先生
馬場先生の作品には他にもねこがワインを楽しんでる絵がある(※)けど、それに比べてワインのグラスが細めなのでボルドー型か小型の風船型かな。涼しい季節なので、外飲みは快適だろうなあと思う
※ 画集『ねこのせかい』(こぐま社)にもパンとワインを楽しむねこが登場。
まーくん
1枚の絵からわかることってたくさんあるんですねえ
ワインヌ先生
もちろん、馬場先生がそういうつもりで描いたかはわからない。ただ、ワインを飲みながらこの絵を眺めて、そうかな~って推測を重ねるのって楽しいよな
まーくん
ですね。僕はそういう意味でも、ぜひワイン好きな人へのプレゼントに選んでほしいなと思います!
ワインヌ先生
価格も6,480円(税込み)か。本好きで、とくに絵本が好きなワイン愛好家がいたら、ものすごい喜びそうだなあ。馬場先生ファンはどの世代にも多いし、最近はTシャツの絵に採用されたりもしててリバイバルブームだから旬かもしれないな
まーくん
ですよね!