ソムリエ・ワインエキスパート試験に向けて勉強を開始されている人も多いと思いますが、フランスのコート・デュ・ローヌって案外覚えることが多くて大変じゃないですか? 今回はそんなローヌ北部にある地域ごとのブレンド比率について、覚えやすい方法をご紹介したいと思います。
【更新情報】
2018年2月15日公開。
2019年5月20更新。
ワインヌ先生
ワインエキスパート取得に向けて勉強してる
まーくん
ぼ、ぼちぼち……
ワインヌ先生
フランスってさ、全般的に覚えるの大変じゃん?
まーくん
そうですねー……
ワインヌ先生
特にコート・デュ・ローヌって普段あんま飲まないことが原因して、めちゃくちゃ覚えづらかったんだよな
まーくん
たしかに、北部南部と分かれてますし、ちょっと覚えることが特殊でややこしいですよね
ワインヌ先生
というわけで、今回はそんなローヌ北部のワインについて、可能なブレンド比率について超わかりやすい覚え方をご紹介するぜ
まーくん
やったね!

ブレンド比率とは

ワインヌ先生
そもそもブレンド比率ってなんぞや? って話だと思うが、北部では主要品種のシラーのタンニンを和らげるため、白ブドウの混醸が許可されてる
まーくん
珍しいですね
ワインヌ先生
そして、これについてはきっちりワイン法でパーセンテージが決められてるってわけだ
まーくん
なるほど
ワインヌ先生
もちろん、混醸がダメって地区もあるので、覚えるのは面倒だがチェックしていこうぜ

ブレンド比率の覚え方

ワインヌ先生
ブレンド比率は、地区を擬人化して覚えたら楽なんだな
その際、ブレンドの少ないほうの比率を年齢に当てると覚えやすい
まーくん
なるほど!

エルミタージュ エミちゃん15歳

・ローヌ河左岸
・赤ワイン→シラー85%以上、マルサンヌ&ルーサンヌ15%以下
・白ワイン→ルーサンヌ、マルサンヌ
・甘口白ワイン→バン・ド・パイユ マルサンヌ&ルーサンヌ
・性格は甘えん坊(甘口白ワインもあるので)

シャティオン・アン・ディオワ アンさん25歳

・ローヌ河左岸
・赤、ロゼ→ガメイ75%以上、シラー、ピノ・ノワール25%以下
・白→アリゴテ、シャルドネ
・オシャレでちょっぴり八方美人(オシャレな品種で赤白ロゼと対応しているので)

コート・ロティ ロティ嬢20歳

・ローヌ河右岸
・赤→シラー80%以上、ヴィオニエ20%以下
・頑固なお嬢様(赤ワインのみのため)

サン・ジョセフ ジョセフ君10歳

・ローヌ河右岸
・赤→シラー90%以上、マルサンヌ&ルーサンヌ10%以下
・白→マルサンヌ&ルーサンヌ
・若いのにしっかりしている(シラーの比率が多くタンニンが多くなるため)
ワインヌ先生
とまあ、全部やると多いので割愛。

個人的にヴィオニエブレンドって西洋人ぽいなと思ったので、ロティ嬢は欧米風、マルサンヌ&ルーサンヌはなんかアジアっぽいなと思ったのでアジア人のルックスで覚えてる

まーくん
ふむふむ
ワインヌ先生
他にサン・ペレイは三平ちゃんとか、クレレット・ディーはミステリアスだからクレレット100%混じりけなしで勝負、とか

←マルサンヌ&ルーサンヌの三平ちゃん(サン・ペレイ)

まーくん
……めちゃめちゃ個人の独断と偏見に基づいた覚え方ですね
ワインヌ先生
その通り。

つまりは、自分が覚えやすいように擬人化したり語呂合わせしたりしてやっていったほうが絶対にいい

まーくん
なるほど……やってみます!