ビールジョッキでは激しく乾杯することが当たり前ですが、ワイングラスで乾杯って実際マナー的にはどうなんでしょうか?
というわけで、今回はそんな微妙なマナーについてまとめてみました。
というわけで、今回はそんな微妙なマナーについてまとめてみました。
【更新情報】
2018年3月15日公開。
2020年1月31日更新。
乾杯の音=魔除け
ワインヌ先生
ビールジョッキで激しく乾杯すること多いが、あれってもともと魔除けとか親交を深めるためのものなんだな
まーくん
そうなんですか!
ワインヌ先生
乾杯の音は魔が逃げ出すと言われていて、ビールの地であるドイツやベルギーではジョッキを激しくぶつけ合って相手のグラスのビールが自分のほうに入ることで、相手への友好を示したとされる
まーくん
毒が入ってないことを確かめ合うためですね
ワインヌ先生
そういう歴史があって、乾杯の音は魔を除けること→お祝いの席に必要なこと→お祝いごとをする上での祝福の音、という変遷をたどっていったという説も
まーくん
なるほど
ワイングラスでの乾杯は……
ワインヌ先生
さて、そこでワイングラスの乾杯だが、リーデルのトップが「ワインの腹と腹をぶつけあう音を楽しんで」って言ってて、別にワイングラスでの乾杯はNGとしていない
まーくん
あれ、でも日本ではダメって言われません?
ワインヌ先生
そうなんだよ。
日本では「グラスが割れるからダメ!」って場合が多い。
というのも、ジョッキみたいに飲み口である縁と縁をぶつける人がめちゃくちゃ多いからかと。
それから、日本では一般人がワインを飲むようになったのがここ50年くらいで、薄はりの酒飲みグラスで普通乾杯しないでしょ、だからワイングラスでも乾杯しないでしょ、という思考なんだろうと思う
まーくん
あーなるほど。
日本酒やウィスキーを飲む薄はりグラス、カクテルグラスでは、絶対乾杯しないですよね
日本酒やウィスキーを飲む薄はりグラス、カクテルグラスでは、絶対乾杯しないですよね
ワインヌ先生
割れるからな、そして高いから割れたら悲しい。
あと、いくらリーデルが「いいよ!」って言ってても、ドラマ見てると怖いほど思い切りぶつけるシーンが多いので、
個人的にはワイングラスでぶつける乾杯は控えてほしいと思う
ワイングラスでの乾杯方法
ワインヌ先生
というわけで、リーデルジャパン公式が説明してくれた動画がよくわかりやすいのでご紹介。グラスを右手で持ったら少し左側に傾けて、相手のグラスの腹に自分のグラスの腹を当てる
まーくん
あーなるほど
ワインヌ先生
「カチーン」じゃなく、「ごい~ん」とちょっと低い音が響いて、とても美しいぞ
まーくん
シャンパンとかの細長いフルートグラスはどうすればいいんでしょうか?
ワインヌ先生
あれこそ、縁をぶつけたら絶対だめ。
そっと腹をぶつけ合うか、相手の目を見て軽くグラスを持ち上げるだけにしておこうぜ
そっと腹をぶつけ合うか、相手の目を見て軽くグラスを持ち上げるだけにしておこうぜ
まーくん
はーい。
しかし……会社の上司とか年配の人ほど乾杯でグラスをぶつけ合いたい人が多いから、そういうシーンで拒否するのもアレですし困ったもんですね
しかし……会社の上司とか年配の人ほど乾杯でグラスをぶつけ合いたい人が多いから、そういうシーンで拒否するのもアレですし困ったもんですね
ワインヌ先生
まあ……目上の人に恥をかかすと後々面倒だな……。
自分からはぶつけにいかず、ぶつけてきてもし割れたら「びっくりした」って顔しておくしか
自分からはぶつけにいかず、ぶつけてきてもし割れたら「びっくりした」って顔しておくしか
まーくん
冷や汗でる……