ブルゴーニュで活躍する日本人醸造家の仲田晃司氏。NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で取り上げられたことから、再び国内で注目が集まっています。今回はそんな仲田さんのメゾンである「ルー・デュモン」のスパークリングワインを飲んでみました!
【更新情報】
2018年1月22日公開。
2019年16月12日更新。

 

ワインヌ先生
2018年1月8日に放送された「プロフェッショナル仕事の流儀」見た?
まーくん
見ました! ブルゴーニュで活躍するワイン醸造家の仲田晃司さんが登場して話題になってましたね~
ワインヌ先生
 しかも、仲田さんがワインの神様であるアンリ・ジャイエにアドバイスをもらったっていう繋がりから、仲の良い甥であるエマニュエル・ルジェとかロマネ・コンティの畑とかも登場して、垂涎ものだったな
まーくん
ですね~ワイン好きにはたまらない番組でした

ルー・デュモン クレマン・ド・ブルゴーニュ ブリュット


ワインヌ先生
そんな仲田さんが手がける泡ワインを買ってみた

今回のはネゴシアン(※)のものなので、テレビで登場した自社畑のじゃない

※ ネゴシアンとはブドウや果汁を仕入れて、そこから熟成などしてワインをつくる組織のこと。仲田さんは、現在は自社畑をお持ちです。
まーくん
おおお!
ワインヌ先生
今回はクレマン・ド・ブルゴーニュのブリュットとロゼをゲット。
他にブラン・ド・ブランがあるが、とりあえず正統派よりも癖があるかなと思ったので今回はブリュットを飲んでみよう
まーくん
わーい!

~~試飲中~~

 

まーくん
ん、これはすごく瑞々しくて柑橘系ですね!
ワインヌ先生
レモンとかグレープフルーツよりは、ミカンっぽいな。
なんというか、ブルゴーニュでつくってるのに日本の雰囲気が出てて懐かしい味がする
まーくん
セパージュは……ピノ・ノワール61%、シャルドネ15%、アリゴテ14%、ガメイ10%ですか
ワインヌ先生
へ~おもしろいな。

ピノの丸みはほのかにザクロ。
アリゴテのカジュアルな酸味は柑橘に加え、若いチェリーかな。
さっぱりしてて、和食に合いそうだな

まーくん
ですね!

~~試飲2日目~~

ワインヌ先生
というわけで、せっかくなので変化を見たかったので試飲2日目だぜ!
まーくん
はい!
これ……ミカンが白桃になってますね
ワインヌ先生
だな~トロっとしてて、超うまい……
まーくん
1日目もよかったですけど、開けてほどよく酸化させたほうが美味しくなるワインですな
ワインヌ先生
だな~美味しいからって1日で全部飲んじゃわないことをオススメするな(※)
※ なお、アンリ・ジャイエが絶賛したのは、ブラン・ド・ブランになります。

ラベルにはジュラール・ピュビス

まーくん
ラベルもオシャレなんですが……
ワインヌ先生
仲田さんのワインを言い表す「天地人」の文字に地球が乗り、その上で2人のが踊ってる
まーくん
これ、ジェラール・ピュビスっていう人の作品で、なんとキャップシールでつくられてるんです!
ワインヌ先生
へええええ、そりゃ、ますますかっこよいな!
まーくん
公式サイトで他の作品も見られますが、生き生きしていてお酒好きな人の様子が見事に描かれてますね
ワインヌ先生
他にはどこのワインに起用されてんの?
まーくん
ボルドーのリベル・パテルってとこが起用してますね
ワインヌ先生
ああそうか、どっかで見たことあると思ったらリベル・パテル(※)か!
※ 使用品種の問題でAOCを名乗れないことと、年間200ケースしか出荷しないためカルトワイン的存在になっています。もちろんAmazonや楽天では売っておらず、似た名前のイタリアワインは別物です。
まーくん
ご存知で?
ワインヌ先生
2017年にボルドーの高いワインランキングで1位になってるな
まーくん
え、ってことは1本50万とか……
ワインヌ先生
そんなもんだと思う。

話を元に戻すが、ルー・デュモンのクレマン・ド・ロワールのロゼはまだ飲んでないが、おそらく素朴で優しい味がするんだろうなと思ってる

まーくん
そっちも楽しみですね!


【参考】
・ジェラール・ピュヴィス公式サイト
・リベル・パテル公式サイト
・WineLive.net
・High On Wines