ワインの名前 | La Vie Pinot Noir 2017/ドメーニレ・サハティーニ |
生産地 | ルーマニア ムンテニア地方/IGデアルリエ・ムンテニエイ |
収穫年(ヴィンテージ) | 2017 |
品種 | ピノ・ノワール |
アルコール度数 | 13.5% |
特徴 | カラパチア山脈の南斜面標高130mの5.11ヘクタールの畑で収穫されたピノ・ノワール。 チェルノーゼム(黒土)と粘土石灰質土壌。 ギヨ仕立て。 収量42ht/ha。収穫後、除梗破砕されて1日から2日かけて低温で静置。その後、ステンレスタンクで醗酵。 マセラシオンは約10日。 醗酵中盤に1日2回ピジャージュ。 熟成は滓とともにステンレスタンクで。 2018年『リアルワインガイド』旨安大賞。 |
テイスティングコメント | ピノ・ノワールにしてはガーネット色が強いため、ブラインドで飲んだ際にギリシャのクシノマヴロだと思う。
開けてしばらくすると香りがどんどん広がり、いちごやラズベリー、石灰、ミルキーな香りが広がる。 スーボワやスミレの香りは典型的なピノだが、他にカシスや仏手柑、ゆずなどの酸味が感じられる。 ブルゴーニュのピノ・ノワールは広く凪いでいる海原にポツンと放置されたような静寂を感じるが、一方でルーマニアのピノはキュートで怪しく暗く、色気ある湿度を感じる。 苔むしている雰囲気。それこそ、ドラキュラが出てきそうな城、空は暗雲たれこめていて……。 |
価格 | 1300円くらい |
評価 | ワインヌ先生
1000円台のピノにあるまじき美味しさ。びっくりする。ルーマニアのムンテニアで外したことがない。あの土地には何があるんだろうと思うほど。ブルゴーニュやカリフォルニアの高ピノになかなか手出しできない人は、ぜひ一度ヴァンインフレームのピノやこのピノを試してほしい。濃厚さはないが、どこぞの3000円くらいのペラペラのピノなんか目じゃないほど美味しい。洗練されている。IGでこれほどなら、DOCならどんだけ美味しいんだろう。
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