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【8月1日~】JALが国際線でマスター・オブ・ワインと造ったスペシャル・キュヴェを提供

8月以降にロンドンやパリへ行く予定の人は必見です。
日本が誇るマスター・オブ・ワインの大橋健一さんと、有名ワインテイスターである大越基裕さんがJALと手を組んで造った赤ワインと白ワインが、プレミアムエコノミーとエコノミークラスで提供されます。

運賃情報や決算情報、経営やサービス全般に関わる情報などがご覧いただける、JAL(日本航空)のプレスリリースです。
JAL国際線プレミアムエコノミー・エコノミークラス、オリジナルワインを導入 | プ... - 
ワインヌ先生
8月1日からMW(マスター・オブ・ワイン)の大橋健一さんと有名ソムリエの大越基裕さんが造り上げたワインがJALのロンドン、パリ線で提供されるんだって
まーくん
え!!
それは超飲みたいですね……一般販売されないのかな
ワインヌ先生
まだ発表されたばっかで一般販売とかの情報はないけど、とりあえずロンドン、パリ線以外の路線にも順次導入されるから国内線でもチャンスあるといいよな
まーくん
ですねえ

JALオリジナルワイン「 DOUBLE “O”」

 

ワインヌ先生
提供されるオリジナルワインは2人の名前の頭文字「O」をとって、「 DOUBLE “O”」とした模様
まーくん
オシャレ……
ワインヌ先生
白ワインはグルナッシュ・ブランをメインにして、最初に感じる味わいの後に感じる味わい「ミッド・パレット」に厚みを持たせるため、ヴェルメンティーノを混合。他にもマスカットとヴィオニエも混ぜて、苦味や爽やかな風味がありつつ、ゲヴェルツトラミネールも1.5%だけ混ぜて複雑味をもたせたんだと
白ワイン:グルナッシュ・ブラン:56%、マスカット:27.5%、ヴェルメンティーノ:12%、ヴィオニエ:3%、
ゲヴェルツトラミネール:1.5%
ワインヌ先生
赤ワインについては、グルナッシュ・ノワールをメインにして、酸味やタンニンのバランスよく、果実味やドライハーブのフレーバーも加えて飲みやすいものに仕上げたとのこと
赤ワイン:グルナッシュ・ノワール:57%、シラー:24%、マルセラン:9%、カリニャン:5%、マスカット:5%
ワインヌ先生
飛行機の中って騒音がすごいため、渋みを感じやすくなるので、その点や飛行機の中という特殊な環境下で飲まれることを考慮して造ったらしいぞ
まーくん
さすが世界のトップソムリエ……

マスター・オブ・ワイン(MW)とは?

向かって左が大越さん、右が大橋さん

ワインヌ先生
ちなみに大橋さんは日本人で2人しかいないマスター・オブ・ワインのうちの1人だが(日本在住は大橋さんのみ)
まーくん
イギリスのワインの資格ですよね?
ワインヌ先生
そうそう。
ロンドに拠点を置くマスター・オブ・ワイン協会が1953年に創設した国際資格で、ワイン界では最高峰とされてる
まーくん
フランスとかイタリアの資格じゃないのが意外
ワインヌ先生
フランス、イタリアは国家資格でソムリエがあるけど、それはその国にいないと取れないからなあ
まーくん
なるほど
ワインヌ先生
マスター・オブ・ワインに至るまでWSET level1~3、Diplomaの資格があり、それを取得したら受験資格が得られる。最低でも2年の勉強が必要で、英語は必須。有資格者は世界中で370人しかいなくて、MWのひとつ下の資格であるDiplomaでも日本で持ってる人はかなり少ない
まーくん
大変ですね……
ワインヌ先生
まあ、ワインの資格って、そもそも覚えることが多い上に、覚えたら今度はその知識からワインに関する情報を組み立てていく力が必要になるから、おのずとトップクラスの資格は超難関になるな
vinvinvin